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マネーフォワードで会社設立|株式会社を自分で作る手順ガイド

マネーフォワード 株式会社設立

マネーフォワードで会社設立、株式会社を選ぶ前に外したい5つの誤解

マネーフォワードで会社設立を自分で進める「マネーフォワードで会社設立、株式会社を選ぶ前に外したい5つの誤解」の解説イラスト

本記事は、マネーフォワード クラウド会社設立の公式情報と、法務局・国税庁などの 一次情報を確認したうえで、合同会社commit 編集部が第三者の立場でまとめた解説です。 実際の利用体験ではなく、公式ヘルプ・公式ガイド・官公庁の一次情報を出典として記載しています。

この記事は株式会社という形態で会社設立を進めると決めたうえで、マネーフォワード クラウド会社設立の対応範囲について思い込みが混ざっていないかを確認したい方に向けて書いています。発起人の人数、取締役会の要否、認証にかかる費用といった株式会社特有の要件について、よくある誤解を一つずつ会社法の条文と公式情報で確かめていきます。すでに全体の流れを確認済みの方は、ここで自分のケースが対応範囲に入るかを点検してください。

どんな機関設計でも画面で作れる、という思い込みを疑う

マネーフォワード クラウド会社設立というサービス名を見て、どんな株式会社の設計でも入力するだけで会社設立まで進めると考えている人がいます。実際に対応するのは、標準的な発起設立に限られます。取締役会を置く設計、現物出資を伴う設立、募集設立、代理人による登記申請は、いずれも対応の外にあります(2026年3月3日時点の公式FAQによる)。

この線引きを知らずに入力を進めると、途中で自分のケースが当てはまらないと気づき、手が止まってしまいます。まず自分が作ろうとしている株式会社が、標準的な発起設立にあたるかどうかを、入力を始める前に確かめておくと二度手間になりません。

該当しない場合でも、公式FAQが案内する有料プランを使えば、司法書士に個別相談したうえで会社設立の手続きを進められます。次の見出しからは、対応範囲の中でも特につまずきやすい発起人・取締役の人数について、順番に見ていきます。自分で判断できる部分と、専門家に頼るべき部分の境目を、ここで先に押さえておきましょう。

マネーフォワード クラウド会社設立が案内する3ステップ(会社情報入力・定款作成と登記申請・設立後の届出)は株式会社・合同会社のどちらを選んでも共通の骨組みです。ただし各ステップの中身は形態によって変わり、認証という工程だけがステップ2に加わります。この違いを知らずに他の形態向けの案内を参考にすると、手順の食い違いに戸惑うことになります。

マネーフォワードで会社設立を自分で進める「どんな機関設計でも画面で作れる、という思い込みを疑う」の解説イラスト
どんな機関設計でも画面で作れる、という思い込みを疑う
対応スコープ外になりやすい設計・スキームのチェックリスト図
対応スコープ外になりやすい設計・スキーム

マネーフォワード クラウド会社設立(公式サイト)(株式会社マネーフォワード)を参照。

出資者を何人も集めないと株式会社は作れない、という誤解

「会社設立には出資者を何人も集めなければならない」と考えている人がいますが、これは会社法上の要件とは異なります。会社法第25条2項により、発起人は1人でも発起設立ができ、出資も1株以上引き受ければ足ります。一人だけで出資し、自分自身が代表者になる株式会社は珍しくありません。

マネーフォワードのStep1「会社情報入力」画面でも、発起人欄には1名だけを入力する形で先に進められます。発起人と設立時取締役を同一人物にすることも可能で、この場合は発起人情報と役員情報の両方に同じ人物のデータを入力します。一人で会社設立を進めたい人にとって、この点は大きな安心材料です。

発起人は自然人に限らず法人でもかまいませんが、法人が代表取締役・取締役・監査役に就任する会社の設立には、マネーフォワード クラウド会社設立は対応していません(2026年3月3日時点の公式FAQによる)。この制約は発起人の人数とは別の話として押さえておいてください。自分の出資者に法人が含まれる場合は、入力前にこの点を確認する必要があります。

なお、発起人が1人だけだと、書類の不備を指摘してくれる相手がいなくて不安だという声も聞きます。マネーフォワードのStep1画面には入力項目ごとのガイドが付いており、事業目的や資本金額の決め方についても公式ヘルプへのリンクが用意されています。ただしこのガイドはあくまで入力の手引きであり、内容の法的な正しさまで審査してくれるわけではない点は理解しておく必要があります。最終的な審査は法務局が行います。

マネーフォワードで会社設立を自分で進める「出資者を何人も集めないと株式会社は作れない、という誤解」の解説イラスト
出資者を何人も集めないと株式会社は作れない、という誤解

会社法 第25条(発起人・設立の方法)(デジタル庁)を参照。

役員の人数をめぐる誤解と、その例外

「役員は最低3人そろえないと株式会社として成立しない」と信じている人も少なくありません。3人以上という人数要件(会社法第331条5項)が適用されるのは、取締役会を設置する会社に限られます。取締役会を置かない機関設計であれば、会社法第326条1項が定めるとおり取締役は1人で足ります。

ここで注意したいのが、この機関を設置する設計を選んだ場合は、会社法第327条2項により原則として監査役も置かなければならない点です。取締役会なしを選べば、この監査役の設置義務もあわせて外れます。役員の人数と機関の構成は連動しているため、片方だけを見て判断しないほうが安全です。

マネーフォワード クラウド会社設立が対応するのは、この機関を置かない機関設計だけです。3人以上の役員をそろえてこの機関を設置したい場合はこの範囲の外になるため、有料の登記代行プランで司法書士に相談する流れになります。自分の会社に取締役会が本当に必要かどうかは、事業規模や出資者の数から逆算して考えるとよい判断材料になります。

もう一つ紛らわしいのが、公開会社かどうかという区分です。会社法327条1項により、株式の譲渡制限を定款で定めていない公開会社は取締役会の設置が義務になります。逆に、株式の譲渡に会社の承認を要すると定款で定めた非公開会社であれば、その機関を置くかどうかを自由に選べます。マネーフォワードが想定するのは、この非公開会社かつその機関を置かない小規模な設計です。

マネーフォワードで会社設立を自分で進める「役員の人数をめぐる誤解と、その例外」の解説イラスト
役員の人数をめぐる誤解と、その例外
取締役の人数ルールのチェックリスト図
取締役の人数ルール

会社法 第38条(設立時取締役等の選任)(デジタル庁)を参照。

認証にかかる費用を、一律の相場だと思い込んでいないか

公証役場に支払う定款認証の手数料を、誰でも同じ一律の金額だと思い込んでいるケースも見かけます。実際には資本金の額と発起人の要件により1万5,000円〜5万円の4段階に分かれており、資本金額が小さいほど低い段階に収まる仕組みです(2026年8月21日時点、日本公証人連合会の案内による)。

合同会社であればこの支払いそのものが発生しません。認証を受ける必要があるのは株式で資金を集める形態だけで合同会社は定款を作成するだけで手続きが完了します。会社設立の費用を比較するときは、この違いを金額の内訳として分けて確認しておきましょう。

マネーフォワードの有料プランで電子定款の作成を依頼すると、紙定款で必要になる収入印紙代4万円は不要になりますが、公証役場へ支払う手数料そのものは電子でも紙でも変わりません。会社設立の総額を見積もる際は、この手数料と、資本金の額の1000分の7で計算する登録免許税を分けて確認しておく必要があります。

手数料を安く抑えたいからといって、実際の資本金額と異なる少額の資本金を定款に記載することはできません。定款に記載する資本金額は、そのまま登記事項として登記簿に載る数字であり、出資の払込みと一致していなければなりません。会社設立後の信用にも関わるため、手数料の段階だけを基準に資本金額を決めるのは本末転倒です。

マネーフォワードで会社設立を自分で進める「認証にかかる費用を、一律の相場だと思い込んでいないか」の解説イラスト
認証にかかる費用を、一律の相場だと思い込んでいないか
定款認証手数料の4段階(円)の内訳を示す図
定款認証手数料の4段階(円)

日本公証人連合会:定款認証(日本公証人連合会)を参照。

合同会社でもいいのでは、と迷ったときに確かめたいこと

定款認証の手間や費用を知ると、合同会社の方が楽なのではと迷う人もいます。合同会社は株主総会や取締役会といった機関を置く必要がなく、認証も不要なぶん、たしかに手続きは簡素です。一方で株式を発行できる仕組みは無いため、将来の増資や株式を使った資金調達を視野に入れているなら、この点は選択の分かれ目になります。

マネーフォワード クラウド会社設立は株式会社・合同会社の両方に対応していますが、画面の入力項目や自動作成される書類は選んだ形態によって変わり、合同会社に切り替えても手続きがまったく同じになるわけではありません。認証の工程がまるごと無くなる点が最大の違いです。

どちらを選ぶかは信用力・資金調達の方針・手続きの手間のどれを優先するかで変わるため、一方が常に優れているとは言い切れません。判断に迷う場合は、この先の税務・社会保険の扱いも含めて税理士に相談する選択肢もあります。マネーフォワードで会社設立を自分で進める前に、この比較だけは一度立ち止まって考えておくとよい材料になります。

すでに個人事業主として活動しており法人化を検討している場合も、この判断軸は同じです。取引先からの信用や、将来の株式による資金調達を重視するなら株式会社、初期費用と手続きの軽さを重視するなら合同会社という傾向はありますが、いずれの形態でも社会保険への加入や決算・申告といった設立後の義務は同じように発生します。マネーフォワードの画面は、この設立後の義務までは代行しません。

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合同会社でもいいのでは、と迷ったときに確かめたいこと

株式会社と合同会社のメリットを比較(株式会社マネーフォワード)を参照。

資本金1,000万円の基準を株式会社だけの話だと思っていないか

消費税の免税事業者になれるかどうかを左右する資本金1,000万円という基準を、株式会社にだけ関係する数字だと考えている人がいますが、これは会社形態を問わず共通の基準です。基準期間がない設立初年度は、この金額を下回っていれば原則として免税事業者になれますが、条件により特定期間の課税売上高や給与等支払額が1,000万円を超えると第2期から課税事業者になります。

インボイス制度に登録した場合は、この資本金額にかかわらず課税事業者としての扱いになる点にも注意が必要です。資本金額と適格請求書発行事業者への登録は別の判断軸であり、条件によりどちらか一方だけを見て免税かどうかを決めつけないほうが安全です。

マネーフォワードのStep1画面で資本金額を入力しても、この税務上の判定まで自動で行ってくれるわけではありません。設立後の消費税・インボイスの扱いは、条件により資本金額だけでは決まらないため、税理士に相談したうえで自分で結論を出す工程として残ります。

決算月(事業年度の末日)の決め方も、資本金額と同じく自分で判断する項目です。マネーフォワードのStep1画面では決算時期を入力しますが、免税期間をできるだけ長く確保したいのか、繁忙期を避けたいのかによって最適な月は変わります。ここも法律上の固定ルールがあるわけではなく、事業計画にあわせて自分で決めるべき項目です。資本金の最低額と免税の条件を整理した記事もあわせて見ておくと、この判断がしやすくなります。

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資本金1,000万円の基準を株式会社だけの話だと思っていないか

資本金はどう決める?会社設立時に知っておきたい資本金の基礎知識(freee株式会社)を参照。

画面の外に出ることが分かったときの、次の一手

ここまで見てきた誤解を外していくと、自分の会社が取締役会あり・現物出資あり・海外居住者が役員になるといった対応の外に当てはまると分かることもあります。その場合、入力を無理に進めるのではなく、公式FAQが案内する有料の登記代行プランを使い、司法書士に個別相談する流れに切り替えるのが現実的です。

逆に、機関の構成を取締役会なしに変更できるなら、対応する範囲に収まり、引き続き自分で入力を進められます。どちらを選ぶかは、事業の将来設計(増資の予定や役員体制)次第であり、費用の安さだけで機関設計を決めるべきではありません。

司法書士への相談費用は個別見積もりになるため、依頼を検討する場合は複数の事務所に確認したうえで、マネーフォワードの画面で完結する部分と比べてから判断することをすすめます。自分の会社設立がどちらの道筋にあたるかは、この記事で挙げた5つの誤解を順に確かめれば見えてきます。会社設立を急いでいる場合ほど、この確認を後回しにしがちなので注意してください。

この代行サービスを使う場合でも、マネーフォワードの画面での入力そのものが無駄になるわけではありません。入力済みの会社情報は司法書士への相談時にそのまま資料として使えるため、対応範囲の外だと分かった時点で入力をやめる必要はなく、分かる範囲まで自分で入力を進めておくと相談がスムーズに進みます。無料と有料プラン3種を自分で比較した記事もあわせて確認しておくと、専門家に依頼する場合との費用差をつかみやすくなります。

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画面の外に出ることが分かったときの、次の一手
対応範囲の外だった場合の選択肢のチェックリスト図
対応範囲の外だった場合の選択肢

司法書士検索|日本司法書士会連合会(日本司法書士会連合会)を参照。

まとめ:株式会社を選んだ前提で、誤解を一つずつ外す

ここまで見てきた誤解は、発起人の人数、取締役の人数、定款認証の費用、合同会社との違い、資本金の基準という5つに整理できます。いずれも会社法や国税庁・日本公証人連合会の公式情報で確認できる内容であり、感覚や噂だけで判断すると、入力の途中で条件が合わずに手が止まる原因になります。

マネーフォワード クラウド会社設立が対応するのは、発起人1人・取締役会なしという標準的な株式会社の発起設立です。この条件に自分のケースが当てはまるかを最初に確認し、当てはまらない部分だけを有料の登記代行プランや司法書士への相談で補いながら、株式会社としての会社設立を自分のペースで進めてください。

会社設立を検討し始めた段階では情報が多く、自分の状況がどれに当てはまるのか判断しづらいものです。たとえば発起人1人・役員体制に取締役会が含まれない条件、定款認証手数料(1万5,000円〜5万円の4段階)という費用、そして資本金額にまつわる消費税の基準という3点を順に照らし合わせれば、画面で完結する会社設立の範囲と、専門家の手を借りるべき会社設立の範囲の境目が具体的に見えてきます。

マネーフォワードで会社設立を自分で進める「まとめ:株式会社を選んだ前提で、誤解を一つずつ外す」の解説イラスト
まとめ:株式会社を選んだ前提で、誤解を一つずつ外す

会社設立の基礎知識(弥生株式会社)を参照。

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