この記事は、マネーフォワード クラウド会社設立で会社設立を自分で進めている途中に、画面の操作や手続きで分からないことが出てきて、どこに問い合わせればよいか迷っている人に向けて書いています。公式の「お問い合わせ」ページ、使い方ガイド、お知らせ(2026年10月18日確認)で確かめられた窓口だけを取り上げ、電話・フォーム・メール・チャットの違いと、質問の中身ごとに向いている相談先を整理します。
マネーフォワードの会社設立サービスで使える問い合わせ窓口
マネーフォワード クラウド会社設立の公式「お問い合わせ」ページには、問い合わせの方法として、フォーム・メール・チャットの3つが並んでいます。フォームはログイン中に使う入口で、メールは同ページに記載された宛先(establish.feedback@moneyforward.com)へ送る方法です。メールについては「お問い合わせは何通でも無料です」と明記されています。チャットは、AIが自動で答えるAIチャットサポートと、オペレーターが答える有人チャットの2段構えです。
どれを選ぶかは、ログインできる状態かどうかと、急ぎかどうかで決まります。ログインできるなら、画面からフォームかチャットを開くのが早く、ログインそのものができないときは、ログイン不要のメールが使えます。急ぎで画面を見ながら確かめたいときは、受付時間内の有人チャットが向いています。
一方、使い方ガイド「『コンタクトセンター』へのお問い合わせ方法」(更新日2026年8月19日)には、登記や定款に関する内容など、操作方法以外の質問は法務局などの専門家に確認するよう書かれています。窓口が受けるのは画面操作の質問だという前提を、最初に押さえておくと、問い合わせ先を選び直す手間が減ります。


ログイン後に画面右上の「?」から問い合わせフォームを開く
メールでの問い合わせ方法として公式ガイドが案内している手順は、マネーフォワード クラウド会社設立にログインし、画面右上の「?」マークをクリックして、表示された「お問い合わせフォーム」から送る、というものです。フォームから送る問い合わせも何通でも無料です。ログイン中の利用者を前提にした入口なので、どのアカウントからの質問かが窓口側に伝わりやすくなります。
送る内容は、どの画面で、何をしようとして、何が起きたかを具体的に書くと、やり取りの回数が減ります。たとえば「STEP2 登記申請」画面で「登記書類を開く(PDF)」を押しても表示されない、といった書き方です。画面名は、このサービスの使い方ガイドに出てくる名称(「アカウント設定」「契約管理」など)をそのまま使うと、窓口側が状況を把握しやすくなります。エラーメッセージが出ている場合は、その文言をそのまま書き写します。
ログインできないときは、このフォームを開けません。その場合は、同じ「お問い合わせ」ページにあるメールアドレス宛てに、登録したメールアドレスと症状を書いて送ります。ログインのつまずきは問い合わせる前に自分で解消できることも多いので、ログインできないときの思い込みを整理した記事も先に確認してみてください。

AIチャットサポートと有人チャットの受付時間と、つなぎ方
チャットの使い方は、マネーフォワード クラウド共通のガイド「チャットサポートの使い方」(更新日2026年10月16日)にまとまっています。対象サービスの一覧にはクラウド会社設立も含まれており、受付時間はAIチャットサポートが24時間、有人チャットが平日10:30〜17:00です。営業時間外は有人チャットにつながらないため、AIで解決しない場合は、営業時間中に改めて問い合わせるか、フォームかメールを使うよう案内されています。
手順は、ログイン後に画面右下の「AIチャットサポート」をクリックし、「個人情報保護方針」と「お問い合わせの際にご同意いただく事項」を確認して「上記に同意して進む」を押し、メッセージ欄に質問を入れて「↑」で送る流れです。有人チャットに切り替えたいときは、「有人チャットへつないでください」「有人オペレーターに接続してください」のように送ると、受付時間内なら担当者へ順番に接続されます。
画面左下のクリップのアイコンからファイルを添付でき、エラー画面の画像を送るときに使えます。チャット履歴をメールで送る機能はないため、やり取りを残したいときは三点リーダーから「トランスクリプトをダウンロード」を選びます。会社設立の手続きは数週間にわたることが多いので、回答の控えを自分で保存しておくと、後の工程で同じ質問をせずに済みます。


電話相談窓口は2024年2月26日で終了、電話で話したい人の選択肢
マネーフォワード クラウド会社設立には、以前は会社設立についての電話相談窓口がありました。公式のお知らせ「電話相談窓口終了のお知らせ」(公開日2024年2月15日)によると、この窓口は2024年2月26日をもって終了し、2月27日以降の問い合わせはメールまたはチャットサポートを使うよう案内されています。2026年10月18日に公式「お問い合わせ」ページを確認した時点でも、掲載されている方法は問い合わせフォーム・メール・チャットで、電話番号の記載はありません。
電話で話しながら進めたい場合の選択肢として、公式に確認できるものは2つです。1つは、司法書士が定款作成から登記申請まで代行する「登記代行プラン」で、公式ページには、申し込み後に司法書士からメールまたは電話で連絡すると書かれています。費用は40,000円(税込)で、登録免許税(株式会社なら資本金の額の1000分の7、15万円に満たない場合は15万円)や定款認証の費用などの法定費用は別途かかり、現物出資や海外在留者が役員に含まれる場合などは加算報酬が発生する可能性があると明記されています。
もう1つは、書類作成ツールそのものを電話窓口のあるサービスに切り替える考え方です。たとえばfreee会社設立の公式サイトには、設立とfreee会社設立に関する問い合わせを受け付ける電話番号と営業時間(月〜金10〜12時・13〜18時、土日祝を除く)が掲載されています(2026年10月18日確認)。ただし電話の有無だけでツールを選ぶと、入力済みのデータを移せない点などで手戻りが出るので、自分の進み具合と照らして判断します。

定款や登記の中身は「会社設立の専門家へ相談(無料)」で司法書士に聞く
コンタクトセンターが答えるのは操作方法で、定款の書き方や登記の判断は対象外です。その代わりに用意されているのが「会社設立専門家相談窓口」です。公式のお知らせ(公開日2024年10月21日)によると、「ホーム」画面の右下にある「会社設立の専門家へ相談(無料)」をクリックすると「会社設立の専門家(司法書士)への相談フォーム」が表示され、必要事項を送ると翌営業日中に司法書士から直接返信が届きます。
同じお知らせには、このサービスは株式会社マネーフォワードが会社設立の相談を受けるものではない、とも書かれています。答えるのはあくまで提携先の司法書士なので、たとえば事業目的の書き方、役員の任期、資本金の額と登記の関係といった、登記の専門家に聞くべき質問をここに回すと、適切な回答を得やすくなります。
もう一つ、株式会社で電子定款を選んだ場合は、定款認証の依頼の際に、行政書士から届くメールの質問事項に回答するやり取りが発生します(よくある質問「Web入力のみで完結しますか?」)。このメールへの返信は定款作成の工程の一部なので、コンタクトセンターではなく行政書士とのやり取りとして自分で進めます。返信が遅れると公証役場での認証日程も後ろにずれるため、メールの受信設定は事前に確かめておきます。

問い合わせる前に自分で確かめたい、よくある質問の4項目
窓口に送る前に、公式のよくある質問で解決できないかを確かめると、返信を待つ時間を省けます。手続きの途中でよく引っかかるのは次の4つです。
- ログインできない:「メールアドレスまたはパスワードが違います。」と出る場合は入力内容の誤りが原因で、他のマネーフォワードのサービスに登録したことがなければ「新規登録」が必要です。パスワードが分からなければ「パスワードをお忘れの場合」からリセットします。
- 表示や動作がおかしい:推奨ブラウザはGoogle Chromeの最新版、ほかにMicrosoft EdgeとSafariの最新版に対応し、推奨画面解像度はWXGA(1440×900)以上で、WindowsとmacOSでの利用を想定しています。
- 英語で使いたい:このサービスは日本語のみの対応で、行政書士とのやり取りもすべて日本語です。
- 複数人で使いたい:メンバー追加機能はなく、1アカウントでの利用が前提です。2社目は別のメールアドレスで登録します。
ここで解決しないもの、たとえばパスワードをリセットしても入れない、有料プランや電子公告の契約で誤った事業者を紐付けてしまった、といったケースは、よくある質問自体がコンタクトセンターへの連絡を案内しています。その場合は、ここまでに自分で試したことを問い合わせ文に書き添えると、同じ確認を繰り返されずに済みます。退会や解約の扱いを聞きたい場合は、退会と解約の手順をまとめた記事で公式の注意事項を先に確認できます。

休業日・定期メンテナンス・障害のお知らせで返信の遅れを見込む
問い合わせの返信までの時間は、窓口の営業日に左右されます。たとえば年末年始について、公式のお知らせ「年末年始のお問い合わせについて」(公開日2025年12月1日)では、マネーフォワード クラウドコンタクトセンターが2025年12月30日から2026年1月4日まで休業し、2025年12月29日17時までに受け付けた問い合わせは可能な限り当日中に返信するものの、2026年1月5日以降の返信になる場合もあると案内されていました。
定期メンテナンスは毎週火曜の午前1:00〜5:00に実施される場合があり、その間はサービスを利用できません。2026年には、システム移行に伴い有人チャットが2026年8月10日から8月14日まで休止し、その間はメールでのサポートを通常どおり受け付けるというお知らせもありました。2026年7月16日には13時ごろから14時36分まで有人オペレーターにつながらない事象が起き、その後解消したと公表されています。
こうした情報は、サポートサイトの「メンテナンス・窓口営業のお知らせ」と「重要なお知らせ」に掲載されます。設立の工程には、登記の申請日(会社の成立日)のように日付を自分で決めるものがあるため、連休前に質問したいことがあるなら、お知らせで休業日を確かめてから早めに送ります。チャットがつながらないときは、まずお知らせ欄で障害が出ていないかを見ると、原因が自分の環境か窓口側かを切り分けられます。

ツールの外の相談先:法務局の登記手続案内・公証役場・税理士
登記申請書の書き方や添付書類の要否は、最終的に受け付ける法務局が判断します。法務局では、商業・法人登記の申請について手続案内を行っており、名古屋法務局のように完全予約制(1回20分以内)としている庁もあります。予約方法や対応する庁は法務局ごとに異なるので、本店所在地を管轄する法務局を「管轄のご案内」で調べ、その法務局の案内ページで確認します。クラウド会社設立の「STEP2 登記申請」画面にも、本店所在地を管轄する法務局が表示されます。
株式会社の定款認証は公証役場で行います。認証の日程や持ち物の確認は、日本公証人連合会の「公証役場一覧」から最寄りの公証役場を探して問い合わせます。電子定款を選んだ場合は、行政書士が公証役場とのやり取りを担う部分があるため、行政書士からのメールの指示とあわせて確認します。
会社設立のあとに始まる税務署・都道府県税事務所への届出、決算、役員報酬の決め方は、この3つのどの窓口の担当でもありません。マネーフォワード クラウドの使い方ガイドでは、税理士のサポートを受けたい人向けに、フォームから相談内容や希望を入力して申し込む税理士紹介サービスが案内されています(「税理士によるサポートが受けたいです。どうすればいいですか?」)。設立後の税務まで自分で抱えるのが難しいと感じたら、この段階で税理士への相談を検討します。

まとめ:質問の中身で窓口を選び、会社設立を止めずに進める
マネーフォワードの会社設立サービスで使える問い合わせ方法は、ログイン後の「?」マークから開く問い合わせフォーム、公式ページ記載のメール、24時間のAIチャットサポートと平日10:30〜17:00の有人チャットです。電話相談窓口は2024年2月26日で終了しています。画面の操作はコンタクトセンター、定款や登記の中身は「会社設立の専門家へ相談(無料)」から司法書士、電子定款の認証に関するやり取りは行政書士、登記申請の最終判断は管轄の法務局、という分け方が基本になります。
会社設立の書類づくりはこのツールで十分に進められますが、窓口がどこであっても、設立後の税務・社会保険・決算・役員報酬までは代わりに処理してくれません。まずはよくある質問で自分で確かめ、それでも分からない点だけを、中身に合った窓口へ具体的な画面名とエラーメッセージを添えて送ってみてください。




